
釈迦涅槃図(しゃかねはんず)の展示・・・林照寺|新潟県新潟市秋葉区中村
先日、法事でお寺へ行ったときのこと、
お寺の本堂に「釈迦涅槃図・しゃかねはんず」の巻物が展示してありました。
普段は展示していないようなのですが、
当日は公開期間中であり撮影ができました。
中央に横になっているのがお釈迦さまで、
その周りには多くのお釈迦様のお弟子さんや、
動物などが、お釈迦さまを見送ろうとしている様子、とのことです。
とても古い物であり、何度か表具を繰り返し現在まで受け継いでいるそうです。
大変ありがたいものを拝見させていただきました。
ゾウやカメなど、多くのなんともそれらしい動物が描かれていました。
(林照寺にて|新潟市秋葉区中村)
「涅槃・ネハン」と聞くと、昔のアルことを思い出してしまう。
十数年前か・・・テレビドラマで「俺たちは天使だ」という番組があり、
そのドラマの主人公を演じた方が、「涅槃で待っている」というような遺書を残し、
自ら命を絶ってしまったこと。
大好きな番組だったので、主人公の役者のことも印象に残っている。
当時、
このことで、初めて「涅槃」という言葉を耳にし、
意味がわからなかったこともあり「ネハン」が、怪しい響きに感じ、とても怖かった思い出がある。
命を絶って、待っているところ・・・
待っていることが出来る場所なのか?
どんなところなのか???
天国のことなのか?
それとも何かにたとえているのか?
その頃は、いろいろ考えて怖かった。
最近まで、
我が家には仏壇がなく(身内で亡くなった人がいない)、
仏事に深くかかわることもなかったこともあり、
意味が(なんとなく)わかったのは、近年になってからのようで、
そして、
その涅槃図に描かれている様子を確認して、涅槃をイメージできた気がしています。
たとえると、
ドラマ「熱海の捜査官」でいうところの、
東雲麻衣(しののめ まい)が言っている「ライン」を超える前の状態のようなものなのか?
ちょうど熱海のあたりなのかもしれません。